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Another Track

Another Track(R)は、エヴィクサー独自の音響通信技術の名称です。

  • Audio Fingerprint(音響フィンガープリント・音声フィンガープリント)
  • Audio Watermark(音響透かし・音声透かし)

上記2つの要素技術をアルゴリズムから開発し、要件に応じてそれらを組み合わせた通信技術であり、大きく以下の3つの機能を提供します。

 

独自の革新的な3つの機能

  • ACR(Automatic Content Recognition) - 自動コンテンツ認識
  • CTD(Content Time Detection) - コンテンツ時間検出
  • BDC(Broadcast Device Control) - ブロードキャスト(一斉同報)デバイス制御

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ACR機能を利用すると

  • CMとのリアルな接触を測定するパネル調査
  • 音楽やCMをトリガーにしたクーポン提供
  • YouTubeなどにアップロードされた海賊版の検知

などが可能になります。

CTD機能を利用すると

  • 展示映像に、スマホを使った多言語の字幕ガイド、音声ガイドを提供
  • 映画館で上映される映画に、バリアフリーの字幕、音声ガイドを提供

などが可能になります。

BDC機能を利用すると

  • 野球スタジアムでスマホのフラッシュライトを一斉にON
  • サッカースタジアムでペンライトを音楽に合わせて制御

などが可能になります。

Another Trackで利用するのは「音」だけです。いつもお使いのアンプとスピーカーがあればどこでも制御を開始することができます。インターネット環境はもちろん、WifiやBluetoothさえ必要ありません。

 

Another Trackの強み

遅れのないデータ通信

WifiやBluetoothのデータ遅れにお悩みではありませんか?WifiもBluetoothも様々な要因でデータの遅れが発生することがあり、メーカーの違いによるデータ到達タイミングのばらつきも発生することがあります。Wifiで字幕データを送ったつもりが、Aさんのスマホには表示されるがBさんのスマホでは表示されない、といった問題は残念ながらよく発生します。

Another Trackを利用すれば、そんな悩みからは解放されます。遅れの少ないアルゴリズムと実装設計になっていますので、データはあっという間に全てのデバイスに行き渡ってくれます。

 

普段お使いの音響機器で通信が可能

Another Trackが利用するのは一般的なオーディオの周波数帯域ですので、普段お使いの音響機器をそのままお使いいただくことが可能です。広い範囲にデータを送りたければ、スピーカーを増やしてアンプのボリュームを上げるだけです。

電波通信では残念ながらそうはいきません。ご自宅で利用されているWifiのアクセスポイントに、電波強度を調整するボリュームはついていますか?電波強度が変わったら、残念ながら国家が定めた電波法の基準に再認証を取らねばなりません。

オーディオには、そこまで厳しい法律は存在しません。音が大き過ぎれば、下げればいいのです。

 

インターネット不要の情報伝達

Another Trackが利用するのは音だけですので、インターネット回線がない環境でも情報を伝達することができ、これは大きなメリットになります。

インターネットはいつでも使えるでしょ?という声が聞こえてきそうです。しかし、そうではありません。ライブ会場など、人混みや雑踏で4Gが使えないことはしばしばあります。災害が起きて、一時的にインターネットが使えない環境もあります。そんな時こそ、Another Trackの出番です。

 

Another Trackの活用事例・採用実績

Another Trackにはたくさんの活用事例がございます。ぜひこちらよりご覧ください。

 

Another Trackの多様・多彩な提供形態

以下の方法でご提供が可能です。

スマートフォン向け

  • iOS用のSDK
  • Android用のSDK

iOSはXCFramework形式でのご提供、AndroidはAAR形式でのご提供となります。

WEB向け

  • プレビューアプリ
  • JavaScript(WASM)

プレビューアプリはURLリンクからプレビューアプリを起動してホストアプリに情報を戻す形でのご提供になります。JavaScriptはWASMアセンブリを組み込んでいただく形でのご提供となります。

IoT/組み込み機器向け

  • ARMマイコン用の静的ライブラリ
  • ESP32マイコン用の静的ライブラリ

その他マイコンでの動作実績もございますので、お気軽にお問い合わせください。

 

用語解説

Audio Fingerprint(音響フィンガープリント・音声フィンガープリント)

音声フィンガープリント技術は、マルチメディアデータの内容を信号処理を行い分析して、異なる内容のデータ同士の区別が可能な最小限の情報を抽出する技術により、指紋で個人を認識できるように、任意の機器で再生されるマルチメディアデータの内容を認識することを可能とします。

エヴィクサーの音声フィンガープリント技術の優位性は、その認識率の精度と効率的な検索機能を実現する軽量さにあります。 無限に広がりつづけるインターネットを中心としたメディア消費、メディアデバイスを横断的に検索したり、リアルタイムに処理を行うために、弊社のような高水準の技術が必要です。

また、大容量のメディアに対して、フォーマット、コーデックに関係なく、音声のフィンガープリントを作成でき、その特徴量の比較を通じて、非常に高速に関連動画のクラスタリングを可能とし、リアルタイムの検索処理を実現します。

フィンガープリント技術は、音の特徴量を信号処理を経て符号化し、そのマッチングにより同一性を認識するものです。それぞれコンテンツの意味を認識するものではなく、符号化されたデータは不可逆であるため、ご利用によりプライバシーや著作権が侵害される心配はありません。

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Audio Watermark(音響透かし・音声透かし)

日本語では「音響透かし(音声透かし)」と訳され、音声信号に暗号化を施した文字情報などを埋め込む技術です。エヴィクサーの技術では、メディア耐性、秘匿性、残響および雑音耐性に優れ、音質劣化性能も検証済みであるため、様々な用途に応じたソリューションを提供しています。

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